こなあそび

焼き菓子と、アロマを少し

英国菓子のバイブル!読むだけでも楽しいレシピ本「お茶の時間のイギリス菓子」

こんにちは。こなあそびのマユミです。

今日は英国菓子作り初心者から上級者までお勧めのレシピ本「お茶の時間のイギリス菓子」(砂古玉緒著)をご紹介します。

 

初心者から上級者まで、イギリス菓子に興味のある人みんなにお勧めできる本です。

 

というのも、みんなが知っているスコーンから、知らないお菓子まで幅広く載っていて、英国菓子のバイブルといっても過言ではないかな、と思います。

 

そしてレシピのみならず、お菓子に関係するストーリーもたくさん!帯のキャッチコピー通り「読むだけでもおいしい」本ですよ。

 

 

著者の砂古先生、実は私が通う英国菓子教室の先生なのです。

britishpudding.com

英国菓子教室British Pudding(ブリテッシュプディング

 

この度この本が第7刷となったそうで、勝手に記念してご紹介したいと思います。

 

 

 

パート1 ビスケットスコーン

ビスケットは、いわばクッキーです。イギリスだとビスケット呼ばれるそうです。

さすが紅茶の国で、紅茶に合うビスケットがいっぱい!ビスケットの中にはショートブレッドもありますよ。

 

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そして誰もが知ってる英国菓子、スコーン!

定番のものからあまりみたことがないお食事系のスコーンの作り方も載っています。チーズやトマトが入ったスコーンなんて、日本だとどこにも売っていないですね。

 

 

パート2 ケーキ

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これも英国菓子?と思うような一般的なバナナブレッドやチョコレートブラウニーから、ヴィクトリアサンドイッチケーキという女王の名前がついたケーキも。

 

また見た感じは特に個性を感じないのですが、ボイルドフルーツケーキというケーキの作り方が面白いんです。

なんとバターや砂糖、ドライフルーツを一緒にくつくつ火にかけるんです!

こんな作り方みたことがありません。ドライフルーツが柔らかくなってとっても美味しかったです。

 

パート3 タルトとパイ

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タルトとパイなんてありがち、と思いきや、聞いたことがないものがいっぱい!

 

バノフィーパイは、バナナとトフィー(キャラメルみたいなクリーム)が入ってるから“バノフィー”パイと言うそう。

 

他にもメイズオブオナー(写真の小さいパイです)やベイクウェルスライス(ラズベリージャムが挟まったパイ)、など独特なネーミングのパイも出てきます。聞くだけではどんなものか想像ができませんね。

 

 

パート4 プディングとデザート

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この章が1番英国らしいかもしれません。プディングは決してプリンではありません。デザートの総称をそう呼ぶそう。

 

プディング型というのがあるのですが、丼のような植木鉢の様な形です。

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ここに入れて、蒸したり、オーブンで焼いたり、そのまま食べたり。この手のものは他の国にはないんじゃないかな?

 

オレンジが入ったオレンジプディング、チョコレートプディングなどが載っています。チョコレートプディング缶詰で売られるほど(!!)の国民に愛されるデザートだそう。

 

そういえば、フレンチトーストの様なものをオーブンで焼いたものはパンプディングって言いますね。あれプリンにパンが浸ってるからだと思ってましたが、きっとこの意味のプディング、ですね!

 

その他

パート4までの内容以外にも、ティータイム入門や、ジャムやカスタードソースのレシピもあって、本当に盛りだくさんです。

 

 

よく使われる食材 ゴールデンシロップ・レーズン

 

きっとゴールデンシロップは初めて聞く食材だと思います。

糖蜜の一種で、色はその名の通りゴールデン。味は、なんとも例えられるものがなくて、すっきりした味の蜂蜜とか、高級なみりんのような。。。

そして実店舗ではなかなか見ないので、ネットで購入がお勧めです!

 

レーズンは、とっても一般的な食材ですが、スコーンやビスケットなど、本当にいろんなお菓子に出てきます。主人がレーズン食べられないのでよく気が付くのです笑

ラム酒に浸けて使われることも多いですよ。

 

 

作ってみて・・・

田舎スコーンやショートブレッドオートミールのビスケット、レモンドリズルケーキ、フルーツケーキ、ベイクウェルスライス、サマープディングなど、たくさんこの本から作りました。

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オートミールビスケット。シンプルで素朴で止まらない!


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↑サマープディング。焼かないお菓子で、ベリー類を使うのでとっても華やか。友人宅へ持っていきました。

 

どれもこれも、とっても美味しいです。まだまだ作りたいものいっぱいです!

作り方も写真で細かく載っているので安心して確認しつつ作れますよ。

 

さいごに

今回は「お茶の時間のイギリス菓子」(砂古玉緒著)をご紹介しました。

本の中でも「イギリス菓子作りは、おおらかさが魅力」と著者も言っていますが、お教室でもささっとおおらかに作られているのが印象的で、気軽に作れるのだなぁと思います。

 

「食べごろと保存」という欄をみると、「焼きたてがおいしい」と書いてあるものが多くあります。スコーンやショートブレッドなど、中にはお店で販売してるものもあるかと思いますが、焼き立てを味わえるのは家庭で焼く醍醐味です。

また売ってないお菓子を食べられるのも家庭で焼く特権です。

 

もちろん読むだけも楽しいですが、ぜひ作って食べて、英国菓子の魅力に触れて欲しいなぁと思います。